A.フィルムの種類・大きさ・感度などいろいろあります。
フィルムにはたくさんの種類と大きさがあります。現在販売されているものを中心に紹介します。
【フィルムの種類】
カラーネガフィルム
カラーで撮れるフィルムです。初心者の人でも扱いやすいです。
だいたいパッケージには「カラーネガ」「Color Negative Film」「C-41」などの表記があります。
現像したフィルムは色が反転している状態です。
モノクロネガフィルム
モノクロで撮れるフィルムです。
パッケージには「白黒」「B&W」「BLACK&WHITE Negative Film」などの表記があります。
現像したフィルムは色が反転している状態です。
現像するときの薬品がカラーと違うため、ほとんどの写真屋さんでは
別の現像所に現像を依頼しています。
そのため仕上がりの受け取りも通常より時間がかかります。
(ILFORDのXP2 super400というフィルムはカラーの現像液で現像できるので
モノクロフィルムですがカラーフィルムと同じ時間で受け取りができます。)
リバーサルフィルム
撮ったものの色が反転せずに、フィルム面でそのまま見られます。
プリントするよりそのまま見たり投影したりして楽しむことが多いです。
パッケージには「リバーサル」「REVERSAL FILM」「E-6」などの表記があります。
ポジフィルム、スライドとも呼ばれます。
こちらも薬品が違うため外注になり、受け取りに時間がかかります。
【大きさ】
フィルムの大きさや撮れる枚数は使うカメラによっても変わるので、
まずは自分の使おうとしているカメラがどのフィルムに当てはまるのか
調べてから購入することをおすすめします。
35mm(135)
一般的なサイズのフィルムです。パトローネといわれる缶の中にフィルムが入っています。
パッケージには「135フィルム」「35mm」などの表記があります。枚数は24枚〜36枚撮りがあります。
ハーフやパノラマで撮れるカメラなどは撮れる枚数が変わります。
120
中判カメラで使われるサイズのフィルムです。よく「ブローニーフィルム」と呼ばれています。
スプールと呼ばれる軸にフィルムと紙が巻かれています。パッケージには「120」と表記があります。
基本的には12枚撮りですが、使うカメラによって枚数が変わります。
ちなみに「220」と書かれているものは倍の枚数が撮れますが、今はほとんど販売されていないのと、
対応してないカメラもあるので購入するときは注意が必要です。
110
「ワンテン」と呼ばれるカートリッジに入った35mmよりも小さいサイズのフィルムです。
一度生産中止になりましたが、現在はLomographyから販売されています。枚数は24枚撮りです。
4×5 / 8×10
大判カメラで使われるサイズのフィルムです。1枚1枚セットして使うシートフィルムになっています。
4×5は「シノゴ」8×10は「バイテン」と呼ばれます。1箱10枚〜25枚入りです。
インスタント
チェキやポラロイドのフィルムです。チェキフィルムは1箱10枚入りです。
ポラロイドは1箱8枚入りで、使うカメラによってフィルムも違います。
【感度(ISO)】
フィルムには感度という光を感じる数値があります。
フィルム名の後ろについている数字が感度を表します。
(Ektar100は感度100、PORTRA400は感度400など)
感度はISOと呼ばれることもあります。(ISO100、ISO400など)
撮る場所、物や季節によって向き不向きがあるのと、
使うカメラによっても使える幅が変わってくるので
いろいろ試してみて使いやすいものを使うといいと思います。
個人的には400がおすすめです。
ISO50、100、200…明るい場所や晴れた日のお出かけにおすすめ
ISO400…比較的どんなシーンにもある程度対応できるので常用におすすめ
ISO800、1600、3200…暗い場所や夜景などにおすすめ
そんなこと言われても何使ったらいいのー!?という方は
下記のQ&Aも参考にしてみてください。
関連Q&A
季節ごとにおすすめのフィルムを教えてください。春 / 夏 / 秋 / 冬
フィルム特徴、フィルム特性って何ですか?
【回答】
FILM LOVERS さぁや