A.利用する場所にもよりますが、現像済みネガと印画紙が必要です。
予算も場所によります。
【必要な道具】
どこのレンタル暗室を利用するかによって変わりますが、
必須なのは現像済みのネガと印画紙です。
それ以外は基本的にレンタルが可能だと思います。
薬品を使うので、汚れ対策をする場合はエプロンや白衣を持参するのが◎
利用するコースによっても必要なものは変わってきます。
AMALABOでは撮影から暗室作業までの「1day暗室体験」、
撮影済みフィルムの現像から暗室作業の体験、
現像済みのネガからの暗室作業の体験も可能です。
基本的にはわからない事は聞いてみるのが良いと思います。
その際はどこまでわかっていて、何をどのように挑戦してみたいかを教えていただけると
スムーズにお答えできます◎
【予算】
これも暗室によって違いますが、AMALABOでは¥3,000/3hで対応しています。
このスタイル場合は現像済みネガ、印画紙の持参が必須です。
水洗代や廃液処理費用なども含まれた金額で、多分最安値かそれに近い金額だと思います。
他の暗室の料金体系はあまり把握してませんので、各自調べてみてください◎
★FILM LOVERSより印画紙について
印画紙ってどれを用意すればいいの?という方にちょこっと解説。
(なぜなら私が初めて暗室に行くときにとても困ったから!)
紙の大きさは基本的には焼きたい大きさでいいと思いますが、
傾向としては6切(むつぎり)で焼く人が多いです。
小さめだとキャビネ(2L相当)があります。
6切より大きいサイズもありますが、作業に慣れてからのほうが
紙を無駄にせずに済むと思います。
種類としては、RCとバライタがあり、それぞれに光沢・マットがあります。
光沢・マットは好きなほうで大丈夫です。
RCは値段が安く、焼き付けたあとの乾燥もしやすいです。
バライタはRCよりも厚みがあり、白黒の深さをより表現するのに適していますが
乾燥に時間がかかるのとプレスという工程も必要になります。
あとはマルチグレード(多階調)と号数紙の違いがあります。
マルチグレード(多階調)はフィルターを使ってコントラストを調節できるため
いろんなネガに対応ができます。
一方で号数紙は既にコントラストが決まってしまっているため、
自分の好みが定まってから使うことをおすすめします。
メーカーはILFORD、Kentmereなどがあります。
FUJIFILMは生産を終了してしまっているので、販売されていても在庫限りです。
というわけで、6切サイズ(8×10)、RC、マルチグレード(多階調)がおすすめです。
利用するレンタル暗室にいろいろ聞いてみるといいと思います。
全国のレンタル暗室一覧 (ゼラチンシルバーセッションHP内)
【回答協力】
AMALABO 青山さん
「暗室をポップカルチャーに」というモットーで、
フィルム文化や暗室文化を長く残していくため2014年にレンタル暗室をオープン。
暗室作業を気軽に始められて、かつ続けていけるようにサポートしてくれる。
予約やわからないことについてはHP(Contact)からお気軽にお問い合わせください。
最寄り駅:東京メトロ副都心線「雑司が谷」駅から徒歩5分
定 休 日:不定休、利用可能日と時間はHPのカレンダーに掲載
そ の 他:利用には事前予約が必要です。
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