【写真展のこと】

今回フィルム写真展をやってみて、
写真展をやる意味について
改めて考えさせられました。

と、いうのも、
これはフィルム写真に限った話ではないのですが、
実際にプリントされた写真を観る機会、
自分の写真を少し大きめにプリントする機会って
ありそうでそう多くはないと思うのです。
せっかくよく撮れた写真を
画面で見てSNSにアップして満足してしまうのは
すごーーーーーーーーーーーーーーく勿体無くて。
シャッターをきったときの感動を
一緒に展示に参加してる人や
実際に写真を観にきてくれた人と
会話しながら共有できるその時間は
何にも代え難いものだなって、
在廊しながらいろんな方とお話して感じたのです。

フィルムで撮った写真を観てもらうことで、
「フィルムっていいね」
「やっぱりフィルム好きだなぁ」という
コメントも、ノートにたくさんいただきました。
私もそこが伝わる写真展になればいいな
って思っていました。

でも、大事なのはそこだけじゃなかったなぁと。
写真を飾るって、写真展をするって、
気軽に写真が撮れて見られる今だからこそ、
意味があることなんだと気付かされました。

【フィルム別フォトアルバムのこと】

みんなのお気に入りのフィルムのプリントを
フィルムごとにアルバムにまとめる。
どうしてもやりたかったこの企画。
一番こだわったところは、
「写真屋さんのプリントであること」
参加して下さるみなさんから受け取るのは
データではなくプリントがいい、
と思ってのことでした。
結果、素敵な写真が集まっただけではなく、
色がきちんときれいに出ているプリントが揃いました。

先ほど書いたことと重なりますが、
このアルバムはプリントを観る機会のひとつとなって
「これ欲しい」「売ってないんですか？」
と言われるほど好評でした。
「最近はハイキーめの写真が多く
適正のサンプル写真がなかなか見られない」
という声もあり、意外なところで
このアルバムの意味が見つかった気がしました。
こちらはNADARさんに寄贈しましたので、
見逃した方、参考にしたい方はぜひ声をかけてみてください。

【たくさんの出会いのこと】

写真展、フォトアルバム、
フライングも含めた関連企画…
いろいろやりましたが、
実は参加して下さった方のほとんどが
初めまして、でした。
中には「FILM LOVERSって何だ？」
っていう方もいたはず。
NADARさんにとっても
初めましての方が多かったようです。
みなさん、本当に、
あったかい素敵な方たちでした。
フィルムが好きな方たちに囲まれて、
一緒に写真を飾ることができて、
ただただ、しあわせでした。

【裏話ちょこっと】

フィルムおみくじは、
おみくじの紙と一緒に
大吉には本物のフィルム、
吉と凶には空のパトローネが入っていました。
吉には「あったらいいな♪」という内容が、
凶には「フィルム失敗あるある」の内容が
それぞれ12種類ずつ書かれていました。

鹿児島発のフリーマガジン
「CLASSIC CAMERA」も置かせていただきました。
こちらも好評でほとんど私の手元の在庫がなくなりました。
最新号はVol.8なのですが、今Vol.9を製作中で、
このフィルム写真月間についての記事が載ります。
興味がある方はぜひ手にとってくださいね。

【NADARの林さんと早苗さん】

今回のフィルム写真月間のお話は、
NADARさんからのお誘いで実現しました。
このお2人なしではあり得なかったことです。
初めての打ち合わせは5月。
それから毎週のようにNADARさんに通い、
何通もメールのやり取りをし、
不安でいっぱいの私を、
林さんと早苗さんが励まして下さる日々でした。
1人では今回のような企画はとても出来なかったし、
自分だけでは気付けなかったことも
きっと山のようにあったと思います。
共同企画とはいえ、
私のワガママがいっぱい詰まっていたので
きっと負担もたくさんあったはず…。
林さんと早苗さんだったからこそ、
ここまで折れずにやってこれました。
NADARさんで今回の企画ができてよかったです。

【最後に…】

今回の企画に参加して下さったみなさん、
そして、写真展に足を運んで下さったみなさん、
会場には来れなかったけど応援して下さったみなさん、
このブログを読んで下さったみなさん、
NADARの林さん、早苗さん、
頼りない私を支えてくれたたくさんの方へ、
感謝しきれない気持ちでいっぱいですが、
本当に、本当に、ありがとうございました。

至らない点、
改善しなければならない点は多々ありますが、
これからも楽しいことを考えて
できるだけ実行していきますので、
今後ともどうぞよろしくお願いします！！！

FILM LOVERS さぁや